【2026年株主総会】JALがJGC見直し「考えていない」と公式明言——CA飲酒問題・国内線需要・ドーハ線の行方まとめ

【2026年株主総会】JALがJGC見直し「考えていない」と公式明言——CA飲酒問題・国内線需要・ドーハ線の行方まとめ

最終更新:2026年6月  ※情報は2026年6月23日時点


この記事でわかること

  • JAL株主総会(2026年6月23日)でJGCの見直しについて何が語られたか
  • CA飲酒問題の経緯と会社の公式対応
  • 国内線需要の現状と路線の今後
  • JGC修行を今すぐ始めるべき理由

YouTubeも併せてご覧ください↓

https://youtu.be/MzxsQPMsnr0

 

JAL第77期株主総会(2026年6月23日)開催

2026年6月23日、日本航空(JAL)は第77期の定時株主総会を東京・有明の東京ガーデンシアターで開催しました。

今回の総会では、JGCホルダーが特に注目すべき発言が複数飛び出しました。順番に整理していきます。


ポイント①:CA飲酒問題——鳥取社長「職を賭して取り組む」

議長を務めた鳥取三津子社長は、2026年5月に発生した客室乗務員の飲酒問題について株主に陳謝しました。

事案の経緯

2024年度・2025年度に安全上のトラブルが相次ぎ、国土交通省から重ねて行政指導を受けていたJAL。2026年5月、広島で再びCAによる飲酒問題が発生しました。

広島の事案では、社内の事前検査でアルコールが検知されたにもかかわらず、当該CAが再受検を拒否。同乗予定のCAたちが再三指摘しても対応が遅れ、乗務可否の判断に時間がかかるという問題が起きました。

会社が認めた対策の不備

不備の内容 詳細
重点管理の偏り 飲酒習慣のある社員を重点管理したため、日常的に飲酒しない社員への対策が浸透しなかった
過信による見落とし 2019年以降CAの飲酒事案がなかったことから、検査体制に問題はないと評価していた

チェック機能は存在していたにもかかわらず機能しなかった——構造的な問題です。

鳥取社長は「この責任については今後、私の職を賭して取り組んでいく」と株主の前で宣言しました。


ポイント②:JGCの見直し「考えていない」——最重要発言

今回の株主総会で、JGCホルダーにとって最も重要な発言がありました。

背景:SFCの2028年問題

ANAは2028年からSFC(スーパーフライヤーズカード)を「SFC PLUS」「SFC LITE」の2ティアに分け、ラウンジ利用条件の変更が入ることを発表しています。当然、「JALのJGCも同様の改定があるのでは?」という懸念が広がっていました。

公式回答:西田執行役員の発言

株主からの「ラウンジ利用制限やワンワールドのステータス格下げの可能性があるか」という質問に対し、マイレージ・ライフスタイル事業本部長の西田真吾執行役員が回答しました。

「ラウンジに入りにくくする、あるいはワンワールドのステータスを格下げする改定は考えていない」

さらに西田氏は「今後も利用実績を見ながら、マイルをためやすく、使いやすい制度を目指す」と続けました。

ダブル確認:レゲット専務インタビュー

株主総会と前後して、路線事業本部長のロス・レゲット専務がメディア取材にも応じています。

「現時点で他社と同様の見直しは予定していない」 「今はそのつもりはない」

西田執行役員とレゲット専務——2名の経営幹部が異なる場面で「JGC見直しなし」を確認したことになります。

マイル制度の方向性:縮小ではなく拡充

レゲット専務はマイル全体のコンセプトについても言及しています。

  • 「日常的にマイルを貯め、非日常で使う」というコンセプトは不変
  • 飛行機に乗って貯めることが「基本中の基本」
  • 以前は特典航空券の設定を限定していたが、現在は「特典航空券PLUS」でどの便でも最後の1席まで設定可能
  • 提携パートナーのシステムを刷新中(1〜2年)で、新パートナー増加が基本方針

制度の縮小ではなく拡充の方向で動いていることが確認されました。

注意点:「考えていない」は「永遠にやらない」ではない

正直に書きます。「今は考えていない」と「永遠にやらない」は別の話です。ANAのSFC改定も突然発表されました。JALが将来にわたって現状を維持し続けるという保証はありません。

ただ、株主総会という公式の場と個別取材という2つのシーンで「見直しなし」が確認されたことは、現時点では十分な安心材料です。


ポイント③:羽田-ドーハ線「やめるという判断にはなっていない」

レゲット専務のインタビューでは、現在運休中の羽田-ドーハ線についても言及がありました。

「もうやめるという判断にはなっていない」

ドーハはカタール航空のハブ空港であり、ワンワールド加盟各社の乗り継ぎ要衝でもあります。ドーハ線が復活すれば、JALマイルを活用した以下のような選択肢が広がります。

  • カタール航空エコノミー→ビジネスへのアップグレード
  • 中東・アフリカ方面への特典航空券ルートの多様化

今後の続報に注目です。


ポイント④:国内線の構造改革と離島問題

LSP修行による離島路線圧迫問題

2026年2月、LSP(JAL Life Status プログラム)のキャンペーンとタイムセールが重なった結果、宮古-多良間線が連日満席となり、島民の日常的な移動に支障をきたすという問題が発生しました。

株主からも指摘が出たこの問題に対し、JALは以下の対応を説明しました。

  • 便数調整と同路線のキャンペーン対象からの除外
  • 予約済み旅客への自主的なキャンセル要請
  • 今後:島民向け座席の事前確保などの対策を実施

マイル修行が地域の生活インフラに影響を与えているという現実は、今後の制度設計にも影響してくる可能性があります。

国内線出張需要はコロナ前比80%

JALによると、国内線の出張需要は働き方の変化によりコロナ前の約80%にとどまっており、収益性に課題があるとのことです。

鳥取社長は以下の施策を進める方針を示しました。

  • ボーイング737 MAX 8の導入に合わせた国内線ファーストクラスの拡大
  • DXによる効率化
  • 競合他社との戦略的協調
  • ダイヤの見直し

地方路線の減便・撤退については「現段階では全く決まったものはない」としています。


まとめ:JGCホルダーが押さえる4つのポイント

トピック 公式回答・状況
JGCラウンジ制限・ステータス格下げ 「考えていない」と明言(西田氏+レゲット氏)
CA飲酒問題 鳥取社長が「職を賭して」信頼回復を宣言
宮古-多良間問題 島民向け座席確保など対策を明確化
国内線出張需要 コロナ前比80%、構造改革は継続中

JGC修行を検討しているなら「今が動きどき」

今回の株主総会で「JGCは当面現行制度を維持する」という公式見解が出ました。これからJGC取得を目指している方は、現行制度を前提に修行計画を立てて問題ありません。

ただし、ANAのSFC改定が示したように、制度変更は予告なく来ることもあります。「今のうちに取得しておく」という判断は、今後も合理的です。

JALマイルの貯め方・使い方・JGCの取り方については、このブログでも随時更新していきます。


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参考:Aviation Wire「JAL鳥取社長、CA飲酒問題陳謝 マイル制度「JGC」見直さず=株主総会」(2026年6月) 参考:Aviation Wire「ロス・レゲット専務インタビュー」(2026年6月)