🧭 値上げだけじゃない「構造の変化」
こんにちは、いわっさんです!
2026年4月以降、ダイナースクラブカードの年会費改定が発表されました。
多くのカードで値上げが実施される一方、ANAダイナースカードとANAスーパーフライヤーズカード(SFC)は据え置き!?
今回の改定は単なる値上げではなく、カードの価値の方向性を整理する節目と言えます。
この記事では、改定の背景と新サービス、そして「どうすれば年会費を回収できるのか」を詳しく見ていきます。
💳 改定後の年会費一覧

🍽 新サービス:地上の“価値再設計”
今回の改定と同時に、2026年4月から新しいサービス群が順次展開されます。

ポイント
・グルメサービス
対象レストランで1名分無料 or キャッシュバック
エグゼクティブ・ダイニング強化版
・コンシェルジュ
電話不要のWeb手配対応へ進化
プレミアム会員中心に提供
・ライフサポート
フィットネス・ヘルスケア
提携ジム・ヘルスサービス割引
“日常利用”を想定した優待
新ライフサービス
ペット・ビジネス・医療・教育など今後順次拡充予定。
ダイナースはこれまで“グルメと体験”のカードでしたが、今後は「生活密着型プレミアム」へと軸を広げつつあります。
✈️ ANAダイナースが据え置きの理由
ANA系カードのみ年会費が据え置かれた背景には、次の4つの理由が考えられます。

- 特典の完成度が高い
- マイル還元率・SFC特典・航空優待がすでに完成されており、上積みの余地が少ない。
- ANAカード全体の整合性
- VISA、JCB、Amexなど各ブランドで価格帯が整っているため、ANAダイナースだけ値上げするとバランスが崩れる。
- プレミアム層の離脱リスク
- すでに30,000円超の年会費。追加値上げは解約増につながる可能性が高い。
- キャンペーンタイミング
- 現在、新規入会キャンペーン期間中であり、値上げをすれば獲得効率が下がるリスクがある。
📊 年会費を“回収できる”数値モデル

① ダイナース(プロパー)

- 年会費:29,700円
- グルメ優待(1回約1万円相当)×3回利用 → 約3万円リターン
- 年間30万円決済で3,000マイル(6,000円相当)
- → 実質回収可能
② ANAダイナース

- 年会費:29,700円
- グルメ優待×3回で約3万円
- 年間300万円決済で約3万マイル(=6万円相当)
- → マイル+優待で黒字化可能
③ ANA SFC (スーパーフライヤーズカード)ダイナース

- 年会費:30,800円
- ANAラウンジ10回(1回3,000円換算)=3万円
- グルメ優待×2回で+2万円
- → 合計5万円相当で年会費超過リターン
🏋️♂️ コンシェルジュ&フィットネスで“地上黒字化”

・コンシェルジュ(レストラン・チケット手配)
約2,000円/回
15回
約3万円相当
・フィットネス・ヘルスケア優待
約500円/回
60回
約3万円相当
合計
約6万円の“日常リターン”
💡 使えば使うほど“地上で黒字”を作れる構造。
🔁 他社カード比較:方向性の違い

・ダイナース(プロパー)
29,700円
グルメ・ライフ
接待・都市型生活派
・ダイナース・プレミアム
165,000円
体験フルセット
経営者・上級層
・JCBプラチナ
27,500円
国内コスパ重視
安定運用・家族重視
・アメックス・プラチナ
165,000円
旅行・ホテル
旅の質を上げたい人
・ANAダイナース
29,700円
空の価値(マイル・SFC)
フライト中心・マイラー層
🧩 タイプ別マトリクスで見る最適解

🧾 まとめ:ダイナースは“持つカード”ではなく“活かすカード”
今回の改定は、
価格改定というよりも「価値の再定義」です。

- プロパーは“地上優待”を軸に拡張
- ANA系は“空の価値”で完成度を維持
- プレミアムは“総合体験”を強化
つまり、どこで時間とお金を使うかが選択基準になります。
ダイナースは、“使い切る人”ほど報われるカードです。
値上げのニュースを機に、自分のライフスタイルとカードの相性をもう一度見直してみてください。
🏁 最後に
ANAダイナースが据え置かれた今回の改定。
これは「航空利用者にとっての完成形」を象徴しているとも言えます。
使い方を意識すれば、年会費以上の価値を作り出せるカードであることは間違いありません。
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