ANAダイヤは本当に必要?ビジネスクラスを都度買う方が得なのか“費用・特典・快適さ”を完全比較!

anadia

✈ ANAダイヤモンドステイタス VS 都度ビジネスクラス

こんにちは、いわっさんです!

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いや〜、今年度3月末でANAダイヤモンドステイタスが終了してしまった私ですが、

ダイヤモンドを実際に使ってみて思ったんですが

やっぱりダイヤって、

サイコー!!

めっちゃ快適でしたねぇ。

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スイートラウンジやら優先搭乗とかね、手荷物受け取りでは混んでる中一番最初に荷物出て来た時は感動しましたわ。

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人間ね、こんな事一度味わうとクセになります(笑)

とはいえ、仕事や予定の都合で思ったほど活用しきれなかったんで、正直ちょっともったいなかったなぁと思ってます。

でもね、あの快適さを思い出すたびに

「なるほど、だからみなさん必死でダイヤ維持修行するんやな〜!」

って納得しましたわ。

またね、ダイヤ修行するかどうか、いま本気で悩んでます(笑)

そんな私が今回は、

「ANAダイヤモンドステイタスを取るのと、ビジネスクラスを都度利用するのはどっちがコスパいいのか?」

というテーマでお届けしたいと思います!

ANAの最上級ステイタス「ダイヤモンド」。

私の場合、出張で飛行機に乗ることもないので、いわゆる “修行” が必要です。

でも冷静に考えたら、SFCは取得済み。

「そもそも修行してまでダイヤモンド取る意味ってあるん?」

という疑問もあるわけです。

いやいや、何いうてんねんいわっさん!

と、ダイヤ維持修行をされている方からは怒られそうですけどね(笑)

確かにダイヤを経験するとサービスレベルが全然違うのはよくわかりました。

「えー、4月からこれがなくなるんか…」と思うと、がっくり来るレベルですが……

ただ、ダイヤ取得・維持にはコストがかかる…。


1|都度ビジネスクラス利用という選択肢もある

都度ビジネスクラスを買えば、ラウンジも使えるし快適に移動できますよね。

今回は、実際の費用やメリット・デメリットを徹底比較し、

「結局どっちが得なのか?」 をズバッと解説します!


2|ANAダイヤモンド修行とは?

まず前提の話。

ANAの上級ステータスは

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ブロンズ
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プラチナ
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ダイヤモンド

基本的にはこの3段階のステータスがあります。

これらは 毎年(1/1〜12/31)に獲得したプレミアムポイント(PP)で決まります。

無理に飛行機に乗る必要があるため「修行」と呼ばれるわけですね。

■ ダイヤ取得条件

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  • 年間 10万PP が必要
  • PPは飛行距離×予約クラスで決定
  • 理想は PP単価=10円 前後

搭乗のみで取得するパターンとANAサービスを併用して取得するライフソリューションサービスがあります。


■ 国内線の代表的な修行ルート

 

国内線PP修行ルート比較

区間 クラス・運賃種別 片道獲得PP 往復獲得PP 想定運賃(往復) PP単価(目安) 100,000PPまでの必要往復数 想定総費用(目安)
羽田 ⇔ 那覇 普通席(スーパーバリュー75など) 1,476PP 2,952PP 約30,760円 約10.4円/PP 約34往復 約104万円
羽田 ⇔ 那覇 プレミアムクラス(運賃2) 2,860PP 5,720PP 約53,660円 約9.4円/PP 約18往復 約97万円
名古屋(中部)⇔ 宮古 プレミアムクラス(スーパーバリュープレミアム28) 2,847PP 5,694PP 約49,140円 約8.6円/PP 約18往復 約89万円

まずは、いわゆる「定番の国内線修行ルート」を表にまとめてみました。

羽田〜那覇は、修行界隈ではド定番ルートですね。
普通席のスーパーバリュー75でもPP単価はおよそ10円ちょっと。
プレミアムクラスにすると、往復で5,720PP稼げてPP単価も9円台に下がってきます。

名古屋(中部)から宮古のプレミアムクラスは、PP単価が8.6円/PPとかなり優秀です。
中部利用される方には、かなり現実的な候補になってきます。

表を見ていただくと分かる通り、
どのルートを選んでも「10万PPを目指す」となると往復回数も費用もなかなかのボリュームになります。

羽田〜那覇の普通席であれば、約34往復で総額104万円。
プレミアムクラスなら18往復で済みますが、それでも約97万円。

ここでポイントになるのは、

「・自分がどの空港をよく使うのか」
「・プレミアムクラスの快適さにどこまでお金を乗せるか」

このあたりのバランス感覚なんですよね。
修行そのものを旅として楽しめる方なら、あえてPP単価だけではなく「行きたい路線」を混ぜていくのもアリだと思います。

 

 ⚠️2026年5月19日から国内線運賃がリニューアル位予定ですので、実際の運賃やプレミアムポイント(PP)は公式サイトでしっかりと確認してください。


■ 国際線の修行ルート

 

国際線PP修行ルート例

区間 クラス・予約クラス 往復獲得PP 想定運賃(往復) PP単価(目安) 100,000PPまでの必要往復数 想定総費用(目安)
羽田 ⇔ シドニー プレミアムエコノミー(E) 15,388PP 約371,930円 約24.1円/PP 約7往復 約260万円

 

次に、国際線ルートの一例として「羽田〜シドニー」のプレミアムエコノミーを見てみます。

プレミアムエコノミー(予約クラスE)で往復すると、
およそ15,388PPが一度に稼げます。
国内線と比べると、やはり1回あたりのPPの伸びはかなり大きいですね。

その一方で、運賃は往復約371,930円。
PP単価にするとおよそ24.1円/PPと、国内線プレミアムクラスよりは割高です。

10万PPをシドニー往復だけで稼ごうとすると、
約7往復=総額260万円くらいが目安になってきます。

つまり、

・「PP効率」だけを見れば、国際線プレエコが最強というわけではない
・ただし、1回あたりのフライトで稼げるPPは大きいので、スケジュール的には組みやすい

こんな特徴があります。

実際には、
「国内線でコツコツPPを積み上げつつ、年に何回か国際線を混ぜる」
という組み合わせ型の修行をされている方が多い印象ですね。

 

国際線は距離が長くPPは稼げますが、運賃高騰でPP単価が高め。

■ 海外発券も選択肢

が、移動費や時間が必要なので万人向けではありません。


■ ダイヤモンド特典まとめ

  • ANAスイートラウンジ(国内/国際)利用可
  • 最大40アップグレードポイント
  • 優先チェックイン・優先搭乗・手荷物優先
  • ボーナスマイル最大125%
  • ミリオンマイラーへの近道

とくに スイートラウンジ&スイートチェックインの威力は圧倒的。


3|都度ビジネスクラス利用の選択肢

修行せず、必要なときだけビジネスクラスを買う方法です。

 

国際線ビジネスクラス運賃(往復目安)

区間 ビジネスクラス往復運賃の目安 備考
東京(羽田・成田)⇔ ロサンゼルス 約40〜80万円 繁忙期は90万円超となる場合あり
東京 ⇔ シンガポール 約35〜60万円 セール時でも30万円台後半が目安
東京 ⇔ バンコク 約30〜45万円 夏休みなど繁忙期は高騰しやすい
東京 ⇔ ロンドン 約80〜120万円 欧州線は全体的に高額な傾向
東京 ⇔ シドニー 約40〜70万円 オーストラリア方面も高止まり傾向

年2〜3回乗るだけで、ダイヤ修行と同じぐらいの金額。

 

一方で、「ダイヤ修行をせず、都度ビジネスクラスを買った場合」のイメージも表にしてみました。

ロサンゼルス線だと、おおむね40〜80万円。
シンガポールやバンコクといったアジア方面でも、
最近は円安と需要の影響で、往復40万円前後〜という水準になってきています。

セールや他社便(例えばタイ国際航空やキャセイなど)をうまく狙えば
30万円台後半というケースもありますが、
ANAやJALの直行便を選ぼうとすると、それなりの金額は覚悟が必要です。

この表をダイヤ修行の費用感と並べて見てみると、

・ダイヤ修行に100万円かければ、1年間ずっとスイートラウンジや優先サービスを使える
・同じ100万円をビジネスクラスに回せば、バンコク・シンガポールなら2〜3往復分の「快適な座席」が買える

というイメージになります。

言い換えると、

「100万円を“座席の快適さ”に全振りするのか?」
「それとも“1年間のトータルな快適さ(ステータス)”に投資するのか?」

ここが、今回の一番の論点なんですよね。

ビジネスクラスを選べば、
・フルフラットシート
・コース料理
・ビジネスクラスカウンター
・優先搭乗、優先手荷物

といった、フライト当日の“点”での満足度は文句なしです。

一方、ダイヤモンドステイタスは、
フライト当日だけでなく、

・国内線搭乗時のラウンジ・優先サービス
・アップグレードポイント
・マイルボーナス
・家族旅行の際のトータルな快適さ

こういった“1年を通した線での快適さ”に効いてくるのが大きな違いです。


■ 座席クラス別 比較表

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  • ビジネスはフルフラット&優先サービスフル活用
  • プレエコはそこそこ快適
  • エコノミーは運賃クラス次第

ただし、

ANAスイートラウンジは“ビジネスクラス利用だけ”では入れない

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私のYouTube動画に視聴者様から頂いたコメントですが、その通りでなんですよね。
ここがダイヤモンドステータス保有者との大きな差です。

 


■ 国内線の場合

国内にはビジネスクラスはなく、プレミアムクラスのみ。

ANAスイートラウンジ利用はできません。


■ 国際線で入れる提携ラウンジ

  • ホノルル:ANAラウンジ
  • 仁川:アシアナ航空ラウンジ
  • シンガポール:シルバークリス
  • ロサンゼルス:スターアライアンスラウンジ

ビジネス利用なら十分快適。


4|SFC保有者の場合

SFCを持っていれば、

  • ANAラウンジ利用可
  • 優先搭乗
  • 手荷物優先
  • 座席指定も有利

など、プラチナ準拠の特典が利用できます。

ダイヤと比べれば見劣りしますが、

コスト=年会費のみで維持できる点は圧倒的に優秀。


5|ダイヤ VS SFC VS 都度ビジネス【比較】

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  • ダイヤ修行:100万円
  • SFC:維持コスト低い
  • 都度ビジネス:40〜70万円/1往復

利用頻度が多いほどダイヤが活き、

年1〜2回なら都度ビジネスが合理的。


6|どのスタイルが合っているのか?

 

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ここまで「ダイヤ修行」「SFC」「都度ビジネスクラス」という3つのスタイルを比較してきましたが、
結局のところ大切なのは “自分のライフスタイルにどれがフィットしているか?” なんですよね。

旅の頻度、時間、予算、好みの快適さ、そして“飛行機に乗ること自体が好きかどうか”。
これらによって、選ぶべきスタイルはまったく変わってきます。

では、タイプ別にわかりやすく見ていきましょう。


▼ ダイヤモンド修行がおすすめな人

  • ANA国際線 年5回以上
  • アップグレードポイントを活かす人
  • 国内線でも優先サービスを使いたい
  • ミリオンマイラーを狙う
  • 修行そのものを楽しめる

 

もしあなたが 「ANAを年に何度も使う」「国内線も国際線も安定して乗る」 という生活なら、
ダイヤモンドは“単なる贅沢”ではなく、確実に元が取れるステータス になります。

特に国際線を年5回以上利用する人は、

  • スイートラウンジの快適さ
  • スイートチェックインの時短効果
  • 手荷物優先のストレスフリー感
  • 最大125%のマイルボーナス

こういった恩恵を“使い倒す”ことができます。

また、UP(アップグレードポイント)が40P近く配られる年は、
エコノミー → プレエコ、プレエコ → ビジネス
といったアップグレードも活用でき、旅の質が一気に上がります。

とくに 「修行そのものが楽しい!」 というタイプの人なら、
費用以上に“体験価値”“自己満足”“趣味性”が高く、
ダイヤモンドはまさに“やりがいのあるステイタス”になります。


▼ 都度ビジネスクラスがおすすめな人

  • 海外は年1〜2回
  • 国際線は快適に、国内線は普通でOK
  • 時間もお金も効率よく使いたい

逆に海外旅行は 年1〜2回程度 という方は、
正直なところ ダイヤ修行はかなりオーバースペック になります。

というのも、修行には

  • 100万円前後の費用
  • 10万PPという膨大な時間
  • 路線選び・予約・スケジュール調整の労力

これらがかかるわけで、
“修行のために飛行機に乗る”という本末転倒な状態にもなりかねません。

そんな方は、必要なときだけビジネスクラスを購入したほうが、

  • 機内は毎回フルフラット
  • ANAラウンジも使える
  • 優先手荷物・優先搭乗も付いてくる
  • 年間の時短効果も高い

と、実質的な快適さはかなり高レベルで満たされます。

さらに費用面でも

ダイヤ修行費用100万円 → ビジネスクラスなら年2〜3回分

となるため、
「時間」「コスト」「満足度」のバランスが非常に取りやすいんです。

特に “飛行機は単なる移動手段。そこまでこだわらない” というタイプの方は、
都度ビジネスのほうが圧倒的に合理的。


7|まとめ

結局のところ、

“何にお金を使うと、自分がいちばん幸せか?”

ここを考えると答えは自然と出てきます。

  • 空港での快適さ・ラウンジ・優先サービス → ダイヤ向き
  • 機内での快適さ・睡眠・食事 → ビジネス向き

これはどちらが正しい、ではなく、

「どちらが自分に合っているか」

もしあなたが、

  • 国内線・国際線どちらもよく使う
  • ラウンジや優先搭乗の満足度が高い
  • “ANA愛”が強い
  • 修行という旅そのものが好き

こういうタイプなら、ダイヤ修行は間違いなく楽しい選択肢。

逆に、

  • 海外は年1〜2回で十分
  • 機内の快適さが第一
  • コスパを追求したい
  • 忙しくて修行に時間を使えない

こういうタイプなら、都度ビジネスクラスでまったく問題なし。

そして、どちらを選んだとしても、
あなたの旅のスタイルが“より快適になる”ことに変わりはありません。



YouTubeもご覧ください!

https://youtu.be/RF6J1_18G3U